天然色素

虫とか嫌いな人はあまり見ないでね^^;
お知りあいの方がblogで天然色素について言及されていました
1歳の時に生活廃水のよどんだどぶの中に落ちて死にかけた僕にとっては、よっぽど酷いものを食べない限り
身体の影響は無いと信じています。ゲテモノ食いは特に問題ないですが、虫はちょっと食べたくは無いなーとか。
(アリは酸っぱいらしいよ。アリならいけるかな?)
で、そのblogの中に「天然色素の赤色では虫が使われているらしい」との情報を。
へぇ、天然色素って植物由来が多そうな気がしたけど、虫もあるのかー。
まぁ確かに極彩色の虫とかいるしねー。色でそうだなぁ。
いろいろ興味を持ったので調査開始!(仕事は?)


(発端のblogと内容被りますがご了承ください)
さてさて、問題の虫由来の色素と一般に言われているものは何か。
http://www.oci.co.jp/OCI/sikiso.htm
ここによりますと、(全ての色素を網羅しているわけではないと思うけど)
アントラキノン系コチニール色素 − カイガラムシ科エンジムシ
アントラキノン系ラック色素 − カイガラムシ科ラックカイガラムシの分泌樹脂状物質
が虫由来の色素という事になりそうです。
ちなみに、同じカイガラムシ科の虫から抽出されるものなのですが、
コチニール色素は、

乾燥体より、温時〜熱時水で、又は温時含水エタノールで抽出して得られたもの。

ラック色素は

分泌する樹脂状物質より、室温時〜熱時水で抽出して得られたもの。

(ともに*1参照)
ということだそうです。
ちなみに、コチニール色素はメキシコの古来からある色素だそうで、いわゆる大航海時代のスペインによる
メキシコ支配によって、ヨーロッパに伝わったものだそうです。
大航海時代によって、アメリカ大陸からヨーロッパに渡ったものは沢山ありますが、
染料なんかもかなり貴重な品として渡っていったのですねぇ。奥が深い。


ちなみに、コチニール色素に関しては
http://homepage1.nifty.com/celt/index.htm
このページが詳しく紹介しています。なかなか興味深いでぜひぜひ。


さてさて、いわゆる合成着色料(赤色何号とか青色何号とか呼ばれるもの)は、タールを原料として
作られたもので、一般的に身体に悪いものとされていますね。
じゃあ天然着色料だったら問題ないのか?ということになりますが、そこんとこどうなんでしょうか?
そこでちょっとしらべてみましたが

http://www.fine-club.com/health/eco/tenka/index5.html
天然着色料は、天然の原料を使って抽出した色素です。
製造過程で化学物質を使うものもあり、安全性に疑問のあるものもあります。

とのことです。ちなみにこのページで危険度が高い筆頭に上げられているのが、コチニール色素でした^^;
とはいえ、合成着色料に比べれば危険度は低いみたいですけどね。
まぁ「じゃあコチニール色素はやばいんじゃないの?」って方もいらっしゃいますので

http://homepage3.nifty.com/KOMBU/nutrient/nutrient_21.html
安全性の面では天然色素の中ではもっとも高度なレベルまで評価が行われおり、
安全性についてのデータが最も多い着色料です。

という記事も見つけました。
ここを読むと、カクテルで大人気の「カンパリ」もこの色素を使用しているそうですよ〜。
あとは、「ファイブ・ミニ」とか「アセロラドリンク」なんかもこれらを使用しているそうです


ということで、ひょんな事から調べてみましたがなかなか楽しいもんですね。


おまけ
http://www.afftis.or.jp/kaigara/top.html
虫嫌いな人は見ないほうが・・・